ライト付きフェルトブックカバーを試作したときのはなし

今回は制作の記録です。
作品を作るにあたって色々と気づくことや知ることがあったので忘れないようにまとめていきます。

構想

電子工作の入門で一番最初に思いつくのはLEDの点灯(いわるゆLチカ)です。それもあって今回の制作はLEDを使うことが前提にありました。さらに常に点灯する必要のないもの、簡単にON/OFFできるものという構想からブックカバーというアイデアに落ち着きました。

設計

設計というと堅苦しく聞こえますがやんわりとしたイメージをアイデアスケッチに描き起こしたりしてイメージを固めて行く作業になります。本当はここで計画的に寸法や型紙を決めておくべきなのだと思います。今回はフィーリングで切り出したり位置決めしてしまいました。

制作

今回は試作なので作っては再設計の繰り返しとなりました。
まずは一番ベースとなるカバーの切り出しです。
実際に文庫本のカバーを広げて目安にして切り出しました。

続いて背の部分の骨組みです。
普通のブックカバーなら必要ありませんが、ライトの固定用に作ります。
色々試しましたが、針金2本をダンボールに通すことで適度な柔軟性を作ることができました。

LEDの部分ですが、今回は以前分解した100円均一のライトに使われていたものが余っていたのでこれを流用しました。
最初はヤスリがけで光を乱反射させていたのですが、グルーガンで加工することで簡単に乳白色にできることを知りそれを実践しました。

難しかったのはボタン電池を固定する部分で、単純に導電糸を縫い付けたフェルトで挟むだけではクランプが足りず、光がとても不安定でした。
そこで下の写真のようにゼムクリップを曲げて挟み込める物を作りました。
導線も問題なくハンダ付けできました。

これらを配線したのが下の写真です。
グルーガンは非常に便利で、導線と導電糸の縫い付けを固めてしまったりフェルトに貼り付けたり、配線を固定したり、絶縁したりなど様々な役割を担ってくれました。

つづいてベルト部分の制作です。
ニッケルメッキのスナップボタンを導電糸で縫い付けベルトの中で導通するようにしました。
また、今回知ったかがり縫いのブランケットステッチでベルトの縁を縫い付けました。
ブランケットステッチについては下記の記事でまとめてあります。
【電子手芸】ブランケットステッチ
フェルトに縫い付ける場合普通の刺繍糸では少し太すぎて針を抜くのに毎回少し力が必要だったため3本で使っていきました。また、私は昔から玉結びがとても下手だったのですが最近見たDIYの動画で楽な止め方を習得したのでこれも実践してみました。こちらも下記の記事にてまとめてあります。
【電子手芸】玉止めを使わない縫い始めと終わり

ライトの骨組みを覆い隠すようにフェルトを縫い付けます。これも動画で知った縫い方を使ってみました。チェーンステッチというらしいです。こちらも下記の記事にまとめてあります。
【電子手芸】チェーンステッチ
全体の縁もブランケットステッチでかがって完成としました。

完成

仕組みとしては普段本を閉じるためにベルトを使っている間LEDは消灯。本を読むためにベルトを外し表の下のスナップボタンにつけると導通してLEDが点灯するギミックになっています。実際この光だけで読書をするのは大変目によろしくないと思われますが、多少の実用性は感じてもらえるかと思います。

考察

作り終えてから失敗したと感じるのは以下の点です。

  • 左側の折込部分が想定より余らず不安定
  • 骨組みが太すぎる
  • 縦のサイズがぶかぶか
  • 試作と言えどカラーリングがしょぼい

しっかり寸法を決めて作れば十分にクオリティは上げられそうです。

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